日本图书馆协会新版《图书馆概论》关于中国图书馆部分

2013/2/1   点击数:922

[作者] 建中读书

[单位] 建中读书

[摘要] 前几天,收到日本图书馆协会盐见升理事长寄来的新版《图书馆概论》。这是日本图书馆协会图书馆学情报学系列教材的第一部,已经是第三版了,由盐见升教授编著,参与者7人,我负责中国图书馆部分,以下是全文,请批评指正。

[关键词]  日本 图书馆协会 图书馆概论 中国图书馆



前几天,收到日本图书馆协会盐见升理事长寄来的新版《图书馆概论》。这是日本图书馆协会图书馆学情报学系列教材的第一部,已经是第三版了,由盐见升教授编著,参与者7人,我负责中国图书馆部分,以下是全文,请批评指正。

中国の図書館

▲▲概況

中華人民共和国の成立後,中国図書館事業の発展は新しい段階を迎えた。特に1980年代の「改革開放」以後,発展は顕著である。国家図書館,上海図書館、多くの省と市クラスの図書館新館の相次ぐ開館は,図書館事業全体の発展を促進する大きな役割を果たした。新世紀に入って中国の総合的な国力が強まるにつれて,図書館は質的な発展をはかり,公共文化サービス体系の整備の中で,重要な貢献をしている。大部分の省や市立の図書館では館舎の新築,増築が完成し,近代化水準を高め,サービスの能力を高めている。公共図書館の基本的なサービスはほとんどが無料化された。2009年末現在,県クラス以上の公共図書館は2850館に達した。

香港、マカオ、台湾地区の図書館事業は発展が速やかである。2001年5月に開放した香港中央図書館は香港地区の図書館事業が近代化した新しい段階に入ったと表明した。現在、香港公共図書館システムは、合計66館と10の流動図書館がある。マカオには合計257ヵ所の各種図書館及び閲覧室がある。マカオ中央図書館は、マカオ特別行政区政府文化司署が管轄し、分館7ヵ所がある。2009年の統計によれば、台湾地区に図書館が5291あり、そのうち636ヵ所の公共図書館,167ヵ所の大学および独立学院図書館がある。2000年の末に台湾で図書館法が通過した。

▲▲館種別系統と現況

中国の各種の図書館は,従属関係でいくつかの系統になり,それぞれの部門によって指導し,管理される。公共図書館は文化部および各地の文化行政部門に,大学(学院)図書館は国家教育部および各省(市)教育庁(局)に,専門図書館は各部(委員会)および各地の関係部門に,組合図書館は中華全国総工会およびその所属の各級労働組合に,中小学校図書館は各地の教育局にそれぞれ従属する。

(1)国立図書館

中国国家図書館の前身は清代の京師図書館であり,1928年に国立北平図書館,1951年に北京図書館,1998年に国家図書館と名称が変わった。

国家図書館は,総合的な研究図書館であり,全国書目センター,図書館情報ネットワーク・センターである。知識情報の収集,加工,保存,研究利用,普及の機能を果たす。中央政府の機関,重点科学研究,教育,一般民衆へのサービス提供という責任も負っている。全国の図書館業務を指導し,図書館学の研究も行っている。

1987年と2008年に第一期新館と第二期新館が落成した。一期館,二期館と古籍館における蔵書やサービスは新たな段階に入ったといえる。近年,国家図書館は全国的な業務項目を積極的に推進し,「中華再造善本工事」,「中華古籍保護計画」および「中国数字図書館工事」などを主導する役割を果たしている。2007年末現在,中国国家図書館の所蔵文献は2631万册(件)に達し,毎年60~70万册(件)のペースで伸びている。中国図書館学会の本部は国家図書館内にある。

(2)公共図書館

中国では公共図書館は各級の地方文化部門に属する。市立図書館は市文化局に,区立図書館は区文化局に属し,市立と区立の間に行政的な従属関係はない。日本の市立中央図書館に相当するものはないが,各図書館はその下の図書館に業務上の指導や援助を与える輔導部(組)を設けている。近年,各省や市は中央/分館制を試行し,区や県の図書館を区域図書館の統一体制に納める傾向があるが,その実はコンソーシアムという資源共有の協力組織で,行政上の従属関係は変わっていない。

2009年に全国で県以上の公共図書館の数は2850あり,閲覧座席は60万,総蔵書は5.85億冊(件),1人平均0.44冊(件)である。図書の貸出しは2.59億冊(次)あり,PCは12.6万台,1館平均44.3台。全国の公共図書館の従業員は52688人いる。基本的に“すべての県に図書館,文化館がある”という目標を達した。

県の下に図書館をもつ郷や鎮,市内の街道がある。大きい都市には住宅地区(Residential area)や村に図書館(室)を設ける。例えば,北京市には街道(郷鎮)図書館が286,住宅地区や村に2607の図書室がある。子ども対象の少年児童図書館は独立して設ける傾向にあり,全国で県以上の少年児童図書館は91館ある。

(3)学術図書館

中国では大学や学院は高等学校と称する。全国の高等学校図書館を管理・指導する部門は,全国高校図書館工作委員会であり,その事務局は国家教育部にある。各省・市・自治区はそれに相応する部門を設けている。蔵書100万冊以上を擁する高校図書館は全国で35か所あるが,そのうち,北京大学図書館の蔵書数は800万冊ある。1949年,全国に高等学校図書館は132か所あり,蔵書は794万冊,蔵書数は1館平均6万冊だった。2009年の統計で全国の高校図書館(分館を含む)は2689館ある。そのうち大学図書館が1090あり,専門学校(短大)図書館が1215ある。

専門図書館として中国科学院と中国社会科学院系統図書館の発展が著しい。中国科学院図書館は1950年に成立した。2006年3月に四つの院レベルの文献情報部門は統合して国家科学図書館となった。本部は中国科学図書館にあり,蘭州,成都,武漢に法人制の分館,またいくつかの研究所に特別分館を設ける。2007年の時点で,国家科学図書館の本部は573万冊の蔵書を有する。中国社会科学図書館(文献情報センター)は蔵書数240万冊である。そのほかに中国農業科学院図書館,中国医学図書館などがあり,全国に科学技術分野の図書館は約9000か所ある。

(4)学校図書館

中国で学校図書館といえば大学,中小学校図書館の総称で,初等・中等教育の図書館は普通,中小学(校)図書館という。蔵書規模は5万冊前後である。中(高等)学校は専門職を3~5人置くが,小学校は1人か2人で兼任する場合もある。

2004年の統計で全国に中(高等)学校図書館は57810か所ある。館蔵は13.68億冊,高校学生1人当たり21.9冊,中学生1人当たり13.1冊。全国で177,015の小学校は図書館(室)を設け,図書の総量は12.74億冊,学生1人当たり12.6冊ある。

各系統の図書館間の協力と連携は,1957年6月に国務院が批准した「全国図書協調方案」に従って,国家科学技術部所属の図書組が担当してきたが,1987年以降は国家科学技術部,文化部,国家教育部,中国科学院など九つの部,会,局が協同組織した部際図書情報工作協調委員会が責任を負うことになった。この委員会の主な任務は,全国における図書館・情報事業の発展計画や政策を研究し,政府の関係部門にこれに関する意見を出すこと,全国の図書館・情報系統におけるコンピュータネットワークやデータベースの構築を研究•統合することなどである。全国の図書館事業を管理する政府部門は文化部社会文化図書館司である。

▲▲制度と法制

1910年に清政府が頒布した京師図書館及び各省図書館通行章程は中国で最初の図書館法であった。1915年10月と11月,民国政府はそれぞれ通俗図書館規定,図書館規定を頒布した。1916年に出版法が頒布され,教育部はこの法によって内務部に,全国に京師図書館へ図書を納本せよと要求を出した。納本制度の発足である。

1950年代に文化部は「公共図書館を強め,改まり進むことに関する指示」を,教育部は「中華人民共和国高等学校図書館工作試行条例」を発表した。1978年11月,国家文物事業管理局は「省,市,自治区図書館工作試行条例」を発表した。その後,文化部図書館事業管理局はこの条例を修正し,1982年12月に正式に「省(自治区,市)図書館工作条例」とした頒布した。

1981年10月,教育部は正式に「中華人民共和国高等学校図書館工作条例」を頒布し,大学図書館は学校の図書資料(情報)センターであり,教育や研究のための学術的な機構であることを明らかにし,職員制度と基準,図書館費の学校教育事業費に占めるべき比率,館舎面積などを具体的に定めた。1987年,国家教育委員会はこれを修正し,「普通高等学校図書館規定」として頒布した。この間,中国科学院や中国人民解放軍総参謀部などは各自の専門的な図書館条例を発表した。中国はいまだ「図書館法」というものができていないので,国内の出版社から北京図書館へ3冊納本すべきだという行政的な規定はあっても法的な規則に欠けるため履行しない出版社も少なくない。2008年,文化部は「公共図書館建設標準」と「公共図書館建設標準用地指標」を施行した。さらに,同2008年に文化部は正式に「公共図書館法」の立法作業に着手した。深セン市,内モンゴル自治区,湖北省,北京市は地方レベルの図書館法規を頒布したが,上海市,広西自治区,河南省,浙江省,山東省,ウルムチ市などは図書管理に関する政府の規章を頒布した。

▲▲図書館学教育

1920年3月,湖北省武昌で成立した文華大学図書科は中国における正規の図書館学教育の発端である。1949年に図書館学校は,北京大学図書館学専修科と私立武昌文華図書館学専科学校の二つしかなかった。1953年文華図書館学専科学校は武漢大学に併入して,図書館専修科になった。1956年に北京大学,武漢大学の図書館学専修科は本格的な大学になり,図書館学部になった。

図書館学校は1980年代に入って多く開設された。2006年12月現在48の総合大学,単科大学図書館により図書館学専門教育が展開されている。2001年から2006年の間に本科教育は28か所,修士院生教育は40か所,博士院生教育は9か所に増加し,一級学科博士学位授与権を得た機関は5か所となった。そのほかに,全国で,図書館学専修科と職業高等学校は50か所を超え,図書館学短期養成教育点(場所)は33か所あり,大学,専修科,中等専門学校で通信教育点(場所)は14か所ある。

1980年代以来,中国で図書館学校が名前を変える動きが2回あった。1回目は1980年代で,図書館学部は図書情報学部になり,1984年に武漢大学は図書情報学院に名を変えた。2回目は1990年代で,図書情報学部を情報管理学部,情報資源管理学部,文献情報管理学部,知識情報管理学部,情報産業学部などに変えた。21世紀になりデジタル時代となるに伴ないデジタル化管理専門が増設された。北京大学情報管理学部は“情報資源管理:デジタル図書館”専門,武漢大学情報管理学院図書館学部は“デジタル図書館とネットワーク資源管理”専攻を設けた。

▲▲デジタル時代へ

1990年代に入って中国の図書館ネットワークは実質的な発展がみられる。1996年5月中国国家図書館(旧・北京図書館)では試験的なデジタル図書館項目(プロジェクト)が開始され,1997年に国家の重点科学技術プロジェクトとして立てられた。国家図書館をはじめとして,上海図書館,深圳図書館,中山図書館(広東省立図書館),辽宁図書館,南京図書館などが参加した。このプロジェクトはデジタル情報資源データベースの設計,専用ソフト,検索標準など大きな成果を遂げ,中国デジタル図書館工事の実施のための基礎をつくりあげた。

2000年3月に,文化部の指導の下に,21の部門が参加する「中国デジタル図書館工事建設連席会議」を組んだ。この目的は,超大規模の優れた中国語情報資料データベースを建設し,国の高速ワイルドバンドネット(インターネット)を通じて,全国また全世界にサービスを提供して,世界で総合的な中国語デジタル資源基地やサービスセンターになることである。

2002年4月に中国文化部と財政部は文化情報源共用工事を始めた。このプロジェクトは「中国デジタル図書館」の蓄積してきた各資源を基礎として,全国各地の地方文化,科学技術情報を統合して,インターネットや衛星やミラサイトを通じて,国家センターから農村や都市のコミュニティへ伝送する。2010年の末まで,共用工事の総資源量は108TBになり,各級レベルのサービスポイントは25864あった。また,文化部と財政部が推進する「国家デジタル図書館推広(押し広め)工事」は2010年12月から,「公共電子閲覧室建設計画」は2011年6月から始まった。2015年までに国全体をカバーするデジタル図書館を構築し,また,公共図書館に電子閲覧室を普及させ,住宅地区や村に5台以上のインターネットにつながるPCを配置するように計画している。

中国高等教育文献保障系統(CALIS)は国務院が認可した中国高等教育「211工事」における二つの公共サービスシステムの中の一つである。このプロジェクトは1998年から開始され,四つの全国文献情報センター(文理科,エンジニア,農学,医学)を立てた。また,華北,東北,華南,華中,華東北,華東南,西南,西北の八つの地域センターを設けた。2004年から二期,2010年から三期プロジェクトが続けられた。CALISのメンバーは1000以上ある。2002年から“中文英文図書デジタル国際合作計画(CADAL)”が始まった。2004年この二つのプロジェクトの上に“中国高等教育デジタル図書館(CADLIS)”を建てた。

国家科技図書文献センターは2000年に発足した仮設的な科学技術文献情報サービス機構である。中国科学院国家科学図書館,工程技術図書館(中国科学技術情報研究所,機械工業情報研究所,冶金工業情報標準研究院,中国化学工業情報センター),中国農業科学院図書館,中国医学科学院図書館からなる。センターは2000年12月に対外サービスを開始した。センターのネットワーク管理部門は各メンバー館との間に1000Mbpsのワイルドバンドの光ファイバーを開通し,国家図書館,中国教育ネットワーク(CERNET),中国科学技術ネットワーク(CSTNET)との間に100Mbpsの連接を結んだ。このセンターは文献検索,文献提供,オンライン目録,コンテンツサービス,専門家レファレンスなどのサービスを提供している。

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